バックアップと「iPhoneを探す」のオフ

バックアップと「iPhoneを探す」のオフ

 Appleストアや正規修理サービスプロバイダーにiPhoneの修理を依頼するにあたって、事前にかならずやらなければならないのがデータのバックアップ「iPhoneを探す」設定の解除です。街中の非正規iPhone修理店に出すにしても、「iPhoneを探す」の解除はしなければならず、データのバックアップもした方が無難です。
 ただ、どちらもめったにやらないという人が多いのではないでしょうか。特に「iPhoneを探す」の解除は、まさに修理に出す際にしか行わない操作ですから、運のいい人はまったく経験しないこともあるでしょう。ということで、ここではデータのバックアップと「iPhoneを探す」設定の解除について、そのやり方を確認しましょう。
 
  • 5.1.(1)iPhoneのデータ・バックアップ
 ここでいう「iPhoneのデータ」とは、デバイスを購入したあとに自分で入力したりダウンロードしたりしたものすべてを指します。具体的には、iPhoneの細かい使い方の設定(言語、着信音、バイブ、WiFiなど)、電話帳に記録した友達の連絡先(電話番号やメールアドレス)、撮影した写真や動画、アプリとアプリの使用により蓄積したデータなどです。
 
5.1.(1)データのバックアップは2通り
 iPhoneのデータをバックアップする方法には2通りあります。
① パソコンにインストールしたiTunesを使用したバックアップ
 パソコン内の記憶メディア(ハードディスクやSSD)にデータを保存します。
② iCloudへのバックアップ
 携帯電話通信かWiFiで、無線を介してiCloud上にデータを保存します。通信費用を考えると、WiFi環境で行うことをおすすめします。
 
 2通りある方法のうち、どちらか一方を選んで行えばいい……と、たいていの人が思うことでしょう。
 がしかし、両方とも、行った方が良いです。
 というのは、インストールされているアプリによっては、セーブしたデータが「iCloudからの復元が効かない」、あるいは「iTunesからの復元が効かない」というケースがあるからです。「iCloudからの復元が効かない」アプリは比較的数多くあり、逆に「iTunesからの復元が効かない」アプリは少ないのですが、たとえばLineで行った過去のトークはiCloudからの復元しかできません。
 こうした不便さは今後改善されていく可能性もありますが、現時点では上記のような状況にあります。
 ですから、両方の方法でデータ・バックアップを行うようにしましょう。iTunesによるバックアップにはパソコンが必要ですが、中にはパソコンをお持ちでないユーザーもいることでしょう。iTunesを利用するためには低スペックのものでも十分なので、1台用意されることをおすすめします。
 
  • 5.1.(2)iTunesを使ってパソコンにバックアップ
 iTunesを使ってiPhoneのデータ・バックアップを行う方法を紹介します。iTunesはiPhoneだけでなく、iPadやiPodの設定やアプリやデータも管理でき、ストアにアクセスして音楽や映像作品などのコンテンツを購入・ダウンロードすることもできる、総合的なコントロール・アプリケーションです。
 アップル社製のパソコンには最初からインストールされています。Windowsのパソコンにインストールするには、こちらから、自分のマシンが32ビットか64ビットか確認したうえでインストーラーをダウンロードし、実行して指示にしたがって操作していけばすぐにできます。
 インストールできたら、利用規約に同意して起動します。
 起動したら、以下の手順で作業をすすめていきます。
 
① USBケーブルでiPhoneをパソコンに接続する。
 「ようこそ」画面が出たら、「同意する」をクリックしておきます。
② 「このコンピュータが○○上の情報にアクセスするのを許可しますか?」と表示されたら、「続ける」をクリック。
③ 「アクセスを許可するには、お使いのiPhoneで応答してください」と表示されたら、iPhoneの方に表示されている「このコンピュータを信頼しますか?」に「信頼」をタップして回答。
 すると、iTunesの画面上にiPhoneのアイコンが現れます。
④ iTunes画面上のiPhoneアイコンをダブルクリックする。
 すると、「iPhone“〇〇”用のiPhoneソフトウェアの最新バージョン(〇.〇.〇)があります。今すぐダウンロードしてiPhoneを更新しますか?」と表示されます。もちろん更新してもいいのですが、時間がかかりますのでバックアップを急ぎたければ「キャンセル」しましょう。ここでは更新手順は省きます。
⑤ 「iCloud for Windowsをインストールしますか?」と表示されるので、インストールするかしないか選ぶ。
 容量5GBまで無料で使えるクラウドストレージにパソコンからアクセスできるようになりますが、かならずしも必須ではありません。iCloudはiPhoneだけで設定できます。「後で通知」を選べばインストールをスキップできますが、のちのち、iTunesを起動するたびに上の「インストールしますか?」が表示されるので、それがうるさいようならインストールしてしまった方がいいかもしれません。
⑥ iTunesでiPhoneの設定画面が表示されたら、「自動的にバックアップ」で「このコンピュータ」を選び、「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックを入れて、「今すぐバックアップ」をクリック。
⑦ 「iTunesライブラリに入っていないAppが見つかりました。iPhoneからこれらのAppのバックアップを作成しますか?これらのAppはiTunesライブラリに追加しないと復元してもデバイスにインストールされません」と表示されるので、「Appのバックアップを作成」を選択。
⑧ 「iTunesライブラリに入っていない項目が見つかりました。iPhoneからiTunesライブラリに転送しますか?これらの購入した項目はiTunesライブラリに追加しないとバックアップから復元されません」と表示されるので、「購入した項目を転送」をクリック。
 すると、「バックアップを作成中」と表示されます。
⑨ すこしすると「このコンピュータは、iPhone”〇〇”にインストールされているAppを使用するための認証が解除されています。iTunes Storeで購入した項目を使用できるように、このコンピュータを認証しますか?このコンピュータを認証しないと、"×××"など、□□本のAppとそのデータがiPhoneから削除されます。」と表示されるので、「認証」をクリック。
⑩ 「Apple IDとパスワードを入力」と表示されるので、Apple ID(登録メールアドレス)とパスワードを入力し、「認証」をクリック。
⑪ 「このコンピュータはすでに承認済みです。認証可能なコンピュータ最大5台のうち、〇台のコンピュータが認証されています(現在ご利用中のマシンを含む)。」と表示される。
認証が成功していますので、「OK」をクリックして閉じます。
⑫ 「“〇〇”など、iPhone“〇〇”で購入した一部の項目はこのコンピュータでの使用が認証されていないため、iTunesライブラリに転送できませんでした。iTunes Storeから購入した項目を使用できるようにこのコンピュータを認証するには、[Store]>[このコンピュータを認証]と選択します」と表示されたら、「OK」をクリックして閉じ、iTunes上で[Store]>[このコンピュータを認証]という操作を行う。
 
 iPhone内のデータ量がどれくらいあるかによりますが、「コピー中」という表示がしばらく続きます。その表示が消えれば、バックアップ完了です。
 いろいろな選択、指定、認証などが続出してきましたが、ほとんどが初回だけです。また、バックアップのコピーも、最初だけは全データについて行うのでかなりの時間がかかりますが、2回目以降は新しく追加、または削除されたファイルやタイムスタンプに変化があって更新されているファイルについてのみ、iTunesライブラリを変更しますので、かかる時間は短縮されます。
 
  • 5.1.(3)iCloudへのバックアップ
 iCloudは、無料で5GBまで使えるオンラインストレージです。有料版だと、月々130円で50GBというプランからあります。200GB(400円)、2TB(1,300円)というプランもあり、これらは家族で分け合うこともできます。
 5GBの容量では、iPhone内のデータ全てを保存しきれないこともあります。空き容量が減ってデータ受け入れがむずかしくなると、「バックアップに失敗」という表示が出て、バックアップできなくなることがあります。上記の有料プランにグレードアップすれば解決できますが、それ以外にも設定の変更やバックアップデータの種類を指定するなど、対処法があります。それはのちほど紹介します。
 まずは基本的なiCloudバックアップの手順を確認しましょう。
 
① iPhoneを電源につなぎ、充電状態にする。
 バックアップ作業の途中で電源が落ちては困るので、電源をつなぎましょう。
② iPhoneをWi-Fiネットワークに接続する。
 パソコンとケーブルでつなぐ場合にくらべてデータ転送スピードが低いため、データ通信時間が長くなります。データ通信料金を節約するために、ぜひWi-Fiを使いましょう。
③ [設定]>[ユーザ名]の順に選択し、「iCloud」をタップする。
 iOS10.2以前のOSを使っている場合は、[設定]をタップしたあと、画面を少し下にスクロールすると「iCloud」が見えます。
④ 初めてのときは、Apple IDとパスワードを入力する。
 利用規約への同意を選択するとアカウント設定画面に移行します。
⑤ 「iCloudバックアップ」をタップ。
 「iCloudバックアップ」のスイッチがオンの状態になっていることを確認します。
⑥ すぐ下の「今すぐバックアップを作成」をタップ。
 これだけでバックアップが始まります。「今すぐバックアップを作成」の下に、最後のバックアップの作成日時が表示されたらバックアップは完了しています。
 
  • 5.1.(4)iCloudの容量が不足したときの対処
 iCloudの空き容量が少なくなると、前述のように「バックアップに失敗」というエラーメッセージが表示されてバックアップできなくなります。「ストレージとバックアップ」の画面中央あたりにある「ストレージプランを変更」をタップして有料プランにグレードアップすれば問題は解決しますが、ここではそれ以外の対応を紹介しましょう。「バックアップデータを削除する」方法と、「バックアップ項目を減らす」方法をご紹介します。
 
・写真のデータを削除する
 写真のデータはパソコンやSDカードでも保存できますので、iCloudに置く必要性はありません。削除してしまいましょう。
① [iCloud]>[ストレージを管理]をタップ。
 上の方に棒グラフで容量の使用状況が表示されます。すぐ下に有料プランへのアップグレードをうながすメッセージがありますが、スルーしてその下へ。「バックアップ」、「写真」、「iMovie」などと表示されています。
② 「写真」をタップ。
 赤い文字で「無効化して削除」と書かれたところをタップ。本当に消していいのか聞いてくるので、赤い文字の「写真とビデオを削除」をタップします。
 
・バックアップ項目を減らす
① [iCloud]>[ストレージを管理]をタップ。
② 「バックアップ」をタップ。
 すると、容量の大きいものから順に表示されます。
③ 削減したいものを選んでタップ。
 すると、やはり容量の大きい順に「フォトライブラリ」、「Prime Photos」などの項目とスイッチが表示されます。
④ バックアップしたくないもののスイッチをオフ。
 すると、確認を求める表示が出ますので、「オフにして削除」をタップします。
 
 これらふたつの方法をとることで、iCloudの空き容量が増え、次回以降のバックアップデータサイズも小さくできます。
 もちろん、有料プランにグレードアップするのも良い解決法です。ほとんどのユーザーは、月130円、50GBのプランで十分でしょう。


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